平成26年度堺あすなろ会 後援会総会
五月二十一日に、平成二十六年度堺あすなろ会後援会総会が堺あすなろ園で開催されました。
前日は久しぶりの雨降りとなり雷も鳴るほどでしたが、一夜明け天気は回復、足元はまだ悪かったものの会員の皆様に大勢ご出席いただきました。
第一部は例年通り平成二十五年度の事業報告と会計報告の発表。続いて平成二十六年度の事業計画案と予算案が発表され、その全ての案件について総会出席者全員からご承認の拍手を頂き、両案は可決され第一部は終了となりました。
第二部の講演は、チャレンジクラブ代表の宮原由美氏による「介護と障がい児育児と私~忙しさに負けない自分らしさ」というテーマでお話をしていただきました。チャレンジクラブは、発達障がい児のいるご家族を支えるサポート団体であり宮原氏のペアレント・トレーニングトレーナーの資格を取得されたことをきっかけに、平成二十五年四月に本格的にスタートされました。
宮原氏ご自身、発達障がい児の育児に悩みながら、更にご家族の介護が次々とめぐってくる中で、日々フル回転、精一杯頑張って結果、疲れきっている自分に気がつかれます。そんな時に周りに協力者がいることや、しんどさを吐き出せ愚痴を聞いてもらえる人がいることの大切さを実感されます。
そして現在、自らがペアレント・トレーニングトレーナーとなり、発達障がい児の育児で困っておられるご家族とグループセッションし、相談を受けたり意見を引き出しあったりしてアドバイス、サポートする立場になられています。
今回のテーマを聴いただけで引きつけられ、力をもらえる気持ちが湧いてくるようでしたが、宮原氏の身に振りかかってきたご家族の育児と介護、その出来事を包み隠さずに、ご自身の心情もありのままに話して下さり、分かりやすく、会員の皆様は共感されておられた様子で大きな励ましとなったのではないでしょうか。
講演の最後に会員の皆様に送られた言葉です。「日々頑張っている保護者の皆様は、それだけでも素晴らしいと思います。それだけに無理をしすぎることがあるかも。どうか皆さんも一瞬でも個人に戻れる時間を作ってください。更に気持ちは溜めすぎる前に小出しにして自分らしく生きていってほしいと思います」会員の皆様の大きな拍手、関心を持って聴いておられることが伺われ、今年度の総会を無事に終了することができました。
これからも会員の皆様のご指導・ご協力を賜りますよう宜しくお願い致します。
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