令和元年度堺あすなろ会 後援会総会
初夏を思わせる好天気の5月22日に、令和元年度堺あすなろ会後援会総会が、「堺あすなろ園」で開催されました。
神戸理事長と水本後援会会長の挨拶の後、第1部は平成30年度の事業報告と会計報告ならびに会計監査報告。続いて令和元年度の会則の改正案、役員の選出、事業計画案と予算案が発表され、総会出席者全員から承認を頂き可決されました。
続いて第2部は堺あすなろ会理事の南條温実氏による講演「堺あすなろ会の歩み」。
社会福祉法人堺あすなろ会が出来るまでの経緯や様々な苦労話しなど。以前は障がいを持つ子供達は無認可の小さな作業所で、わずかな補助金やバザー、保護者の支援などで細々と維持していたが、この様な状況下でいつ迄続けていけるのかという不安が広がった。自分達で施設を作りたいと意欲を抱く親達も立ち上がり始めた。そんな親達の熱意をしっかりと受け止め、心を一つにまとめて引っ張って下さったのが当時の百舌鳥支援学校長の豊田先生。初代理事長となられた藤本氏を中心に昭和62年に発起委員会を発足し、土地探しや資金集めに奔走。岡森氏のご尽力で土地を確保。事務関係は南條氏が引き受け、法人資格を得るために最も困難な、多量の申請書類を府と市に提出する重責を元大阪市職員の清水氏が協力。趣意に賛同する多数の親や一般の人達からの寄付金も相当な額に達して、昭和63年に授産施設の「堺あすなろ園」が開設。
念願の居住施設である「ピュアあすなろ」が平成14年に開設。土地を探し、資金を集め、優秀なスタッフを集め、地域の皆さんへ理解を得るなど多くの困難を乗り越えて、今の障がい者の安心と安全があることを私たちは再認識しました。
しかしこれがゴールではなく、親子の高齢化に伴い、時代やニーズに応じた施設にしていくことが大切だと教えられた、有意義な講演となりました。
質疑応答の時間もあり、活発な意見も出て、実のある話し合いの場となりました。
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